幸せになる勇気のあらすじ内容を要約して解説！恋愛や尊敬の意味も

『嫌われる勇気』が大ヒットした後、書店には赤い本が並びました。
同じ著書である岸見一郎の『幸せになる勇気』です。

幸せになる勇気自己啓発の源流「アドラー」の教えII【電子書籍】[ 岸見一郎 ]

『嫌われる勇気』はタイトルから
なんとなく、他者から嫌われてもいい、
自分を信じようという内容なのかな？
と推測できます。

誰もが幸せになりたいこの世の中で、
あえて『幸せになる勇気』とは、
一体どういうことなのだろうと
思われるかもしれません。

『嫌われる勇気』に続き、
大ヒットした本作は、前作とセットで読むと
より内容がわかります。

嫌われる勇気自己啓発の源流「アドラー」の教え【電子書籍】[ 岸見一郎 ]

今回は『幸せになる勇気』のあらすじを
要約して解説いたします。

幸せになる勇気のあらすじ内容とは？要約して解説！

アドラーの思想を教えられ、
新しい生き方に目覚めた青年は、
中学校教師となっていました。

前作の『嫌われる勇気』で語られた
「課題の分離」という考え方により、
生徒のことを褒めても叱ってもいけないということを実践しましたが、
なかなかうまくいきません。

「課題の分離」とは、
「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない」
そして、また、
「他者もまたあなたの期待を満たすために生きているのではない」という
課題への介入はしないということです。

青年は教師としてアドラー心理学を
学びの場で実践しても、
全くうまくいかなかったので、
再び哲人を訪れます。

すると、哲人は
「多くの人はアドラー心理学を誤解している」
というのです。

つまり、本当の理解を得るためには、
愛を知らなければいけないということです。

そして、愛を知るための方法について、
二人は語りあいます。

この『幸せになる勇気』の一貫したテーマは、
教育を通しての「自立」や
自分はこの世にたった一人しかいないということを認識し、
他者のことも同様に尊敬するということです。

幸せになる勇気から学ぶ恋愛や尊敬の意味

他者を信じるということ、
そして相手をただこの世にたった一人しかいないと認めることは、
尊敬するということです。

アドラーは言います。
「利己を極めると、利他になる」と。
つまり、自分のことを大切にすれば、
相手のことも自然と大切にできるのです。

恋愛において、相手のことを
第一優先にするよりも、
まずは自分のことを大切にすることで、
結局相手のことを敬い、大切にすることができます。

こうして築き上げられる
「自己中心性からの脱却」こそが、
自らの意思で「私たちの幸せを」を築こうとする
決意そのものであり、
愛なのです。

まず、恋愛や他者の尊敬において、
一番に重要視されるのは、
「愛する勇気を持つ」ことであります。

幸せになるためには、自立、
他者を信じる分業、
そして愛する勇気を持つという
３つの柱からできています。

ぜひ、日常生活において、
意識してこれらのことを考えてみてください。
本当の愛とは何かが分かると思います。