ガンダム00の映画の最後やその後は?キャラの声優は?評価や感想も！

『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』は、通算12作目のガンダムシリーズ作品です。

テレビシリーズは分割２期で放送されました。
(ファーストシリーズ:2007年１０月〜2008年3月まで放送。
セカンドシーズンが：2008年10月〜2009年3月まで放送)

2010年9月にはシリーズの完結編となる劇場版が公開されました。

「俺がガンダムだ」

という名言(迷言)を聞いたり見たりしたことがある方も多いともいます。
このセリフが出てくるのがこの『機動戦士ガンダム00』。
主人公の刹那・F・セイエイのセリフです。

今回は、『ガンダム00』の映画の最後やその後の話はあるのか。
キャラの声優さんの他、映画の評価や感想について紹介します。

ガンダム00の映画の最後は？

テレビアニメのファーストシーズンは、西暦2307年の世界。
枯渇した化石燃料に変わるエネルギー源として「宇宙太陽光発電システム」と「起動エレベーター」を実用化しましたが、
その恩恵を受けら得るのは限られた国のみ。
恩恵を受けられなかった小国は貧困や紛争、内戦が繰り返されています。

　「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織ソレスタルビーイングが、４人のガンダムパイロットとともに、各地の争いに武力介入していく内容でした。

セカンドシーズンでは、ソレスタルビーイングの武力介入と壊滅により、地球連邦が成立します。
一見統一された世界に見えますが、国家間の貧困の差、紛争は収まっていません。

ソレスタルビーイングに変わり、独立ち治安維持部隊「アロウズ」による武力での鎮圧など、情報統制を行なっていました。
その「アロウズ」は「イノベイター(進化した人類)」が操り、「イノベイター」が世界を支配していました。

歪んだ世界に対し、再びソレスタルビーイングがガンダムマイスターたちとともに立ち上がるのがセカンドシーズンです。

ファーストシーズンとセカンドシーズンの間が５年空いているので、世界の状況も大きく変わっていました。

セカンドシーズンは、イノベイター側の首魁・リボンズと刹那・F・セイエイが戦い、イノベイター側が敗北。
「アロウズ」は解体され、再びソレスタルビーイングが世界の抑止力として動いてくところで終わりました。

映画はセカンドシーズンから２年後の2314年の世界。
真のイノベイター(革新者)へと進化した刹那・F・セイエイや他のガンダムマイスターたちは、争いの抑止力となるべく、秘密裏に活動していました。
今までは“人”を相手に戦ってきましたが、映画は「地球外生命体」が敵となります。

130年前に廃船となっていた生命反応無しの木星探査船「エウロバ」が地球圏に接近。
地球への接近を防ぐため破壊されましたが、この一件以降不可思議な事件が頻発し、人体へ帰省する謎の金属生物も発見されました。

謎の金属には、金属生命体「ELS」と名付けられ、映画はELSとの戦いになります。

ELSが地球に近づいてきたのは侵略ではなく助けを求めにきたことを刹那は理解し、彼らの母星を訪れることを決意。
新たなガンダム「ダブルオークアンタ」の量子テレポートで外宇宙へと向かいました。

映画の最後は、さらに50年後の世界。
人類の4割がイノベイターへ進化し、ELSと共存しながら外宇宙へ進出するようになっていました。

刹那はELSとの対話を終え、50年ぶりに地球へ帰還。
中東のアザディスタン王国の第一皇女だったマリナ・イスマイールと再会します。

お互いが信じ、歩んできた道は間違っていなかったと確認し、抱きしめ合いました。

映画のその後は？

『機動戦士ガンダム00』の放送10周年を記念して行われたアニバーサリーイベントで、
水島精二監督、黒田洋介氏が書き下ろしたリーディングライブで、映画のその後が語られました。

その他、物語の中ではELSと同化した人の救済や、ELSと同化した人を認めない人間至上主義を掲げる「ヒューマンレスト」が現れたり……。
経済面も含めまだまだ解決しない問題が山積みとなっているようです。

映画の評価や感想は？

映画の評価はかなり分かれています。
私は正直、最後に金属質な体になった刹那が登場した衝撃が大きすぎました。
１回目を見た当初はそこしか記憶になかったほど……。

ガンダムで敵が宇宙人！？というツッコミは多数ありましたが、最終的に相手にした超巨大ELSの大きさを見ると、
登場する機体の火力で倒せるのか、相手がこれだけでかいならガンダムで宇宙人を出しても、まぁ……。
という反応もありました。

アニメのセカンドシーズンを見ると楽しめる映画であり、セカンドシーズンを見ないで映画を見た方は、見てから行けばよかったと後悔されている声もあります。

劇場版が決まったからこそセカンドシーズンの展開に納得、という声も。

新政府が軍縮したせいで、戦闘で苦戦しているじゃないか……！
軍縮の影響が宇宙人との戦闘に影響するとは思いませんよね。

ELSとの戦いがメインになってくるので、モビルスーツ同士の戦いをもっと見たかった！という感想はとても多く感じました。

情報量が多すぎる映画なので、２回は見たほうがいいです。
１回目情報を整理し、整えてから２回目を見る。
そうすると２回目がものすごく面白く見られるそうです。

テレビシリーズは「対話」をすることをテーマに、映画は「対話」ができない相手との戦いからどうするのか。
来るべき対話の時がきた内容です。

シリーズの完結編としてとてもいい映画だったと思います。

キャラの声優は？

テレビシリーズより登場人物は減っていますが、劇場版も結構な人数が登場します。
劇場版には俳優の勝地涼さんが声を当てたキャラがメインキャラの一人として登場します。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

10周年記念イベントの内容でも続編が見たいですね。
その場合、刹那の見た目がメタルではない状態……でお願いしたいのですが……。

テレビシリーズはセカンドシーズンの内容でやや人が離れた印象もありますが、
ファーストシーズンもセカンドシーズン、そして映画まで「対話」という一貫したテーマがあります。
ストーリーとしてとても完成度の高いシリーズだと思います。

今回の記事から『ガンダム00』が気になっていただけたら幸いです。