君たちはどう生きるか(ジブリ)は面白い?子供には難しいという意見も!

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— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) August 7, 2023

宮崎駿監督の10年ぶりの長編映画
『君たちはどう生きるか』
が2023年7月14日に公開されてからもうすぐ１ヶ月が経ちます。

公開前から映画の内容を極力明かさず、公開後も声の出演者や主題歌が米津玄師といった情報が出たのみ。
本編の映像も出ていません。

公開してからも圧倒的に映画の情報量が少ないままですが、公開24日間で
・観客動員数361万人
・興収54億8000万円を突破
しています。

映画のパンフレットも公開後に発売という徹底したネタバレ回避という印象です。
(パンフレットは2023年8月11日から発売されます)

公開したばかりのころはできるだけネタバレをしないような配慮をした感想も多かったです。
ここまで隠されているからこそ、見にいきたくなるのでしょうか・・・？

今回は、スタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』は面白いのか？
子供には難しいという感想もありますが、実際はどうなのか？
『君たちはどう生きるか』の内容について紹介していきます。

君たちはどう生きるか(ジブリ)は面白い？

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— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 17, 2023

作中の時代は第二次世界大戦下の日本です。
主人公の牧眞人は、母(ヒサコ)を火事で亡くしました。
その後眞人の父・ショウイチは、ヒサコの妹・ナツコと再婚。
ナツコの実家がある田舎に父とともに眞人は疎開します。

ナツコの実家は立派なお屋敷でした。
眞人が来た日、一羽のアオサギが眞人の側を飛びます。
このアオサギが、眞人を不思議な冒険へ導くことになります。

日常が続くと思ったところでアオサギが登場し、その度に画面がファンタジーに変わります。
アオサギは眞人にむけて喋り、母は生きていると言ってきます。
その喋り方もなかなかに不穏です。
(このアオサギの声を菅田将暉さんが担当しています。普段のお声と違うのでとても驚きました。)

物語が本格的な冒険ファンタジーに変わって行くのは妊娠中のナツコがフラフラと森の中へと消えてから。

屋敷の敷地内にある、ヒサコたちの大叔父が建てた“塔”へ、ナツコと亡き母ヒサコを捜しに向かいます。
塔の中から先は「これぞジブリ」と言ったような冒険ファンタジーが始まります。

映画が公開されてから、感想は真っ二つの賛否両論でした。
「宮崎駿の集大成」という声もあれば、「意味不明、気持ち悪い」という声も・・・。

ジブリの『君たちはどう生きるか』は万人が面白い！と絶賛する作品ではないとは思いました。

塔に入り、冒険ファンタジーが始まるまでは暗いですし・・・。
冒険ファンタジーが始まってからも、よくわからない・・・という部分もあります。

ただ、冒険ファンタジー以降でてくるキャラクターの造形や動きにはワクワクさせられました。

白くて丸い、ふわふわした生き物「わらわら」の表情や声。

人と同じ大きさのインコが包丁を研ぐ姿の可愛くも不気味な姿。

パンに塗るジャムの輝きとバターの艶。
バターはあんなに艶々していないと思いつつも、
パンに塗る時の動作含めて、ジブリ飯とはこうでなくては、と思わず思ってしまったほど。

逃げるシーンのハラハラ感や、助けにいくために壁や柱を登る時のジブリ特有の動き。

見たかったジブリのファンタジーが詰まっているシーンが多くあったように思います。

そして最初は言動に不快感があったアオサギが、どんどん可愛く見えてくる・・・。
悪役だと思ったキャラがいいやつに変わっていくのも、この映画の魅力です。

また、出演声優は公開されましたが、意外とどのキャラが誰の声なのかわからないくらい自然な演技でした。

とくに、眞人の父・ショウイチは木村拓哉さんが演じていますが「キムタク感」が全くない。
最初に聞いたときは気づかなかったくらい、とても自然な声の演技をされています。
いままでにない木村拓哉の声の演技が聞ける作品です。

見終わった後、面白かったー！と思える作品だと思いましたが、
一度ではわかりにくいからもう一回見たい、という感想が多いのも納得の情報量のある映画だと思います。

また、宮崎駿監督の生い立ちと、眞人の生い立ちがかなり酷似してるとの話しもありますので、
事前に調べてからいくと、映画の解像度が上がるかもしれません。
だた、冒険ファンタジー部分が楽しめなくなりそうな気もしますが・・・。

面白いかどうかはかなり分かれる作品ではありますが、菅田将暉さんが演じるアオサギが本当に凄いです。
ぜひ、アオサギに会いに劇場に行ってみてください。

子供には難しい？

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— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 22, 2023

映画『君たちはどう生きるか』の感想に

子供には難しい

という感想を多くみかけます。

実際、塔の中の世界の場面転換や、大叔父との会話のシーンは難しいと思いました。

正直、眞人がナツコを探しに塔に向かうまでは、話が暗い・・・。

父の再婚相手が妻の妹という近さは「・・・アリなのか？」と一瞬考えましたし、
再婚相手が母に似た顔だという眞人のモノローグからも、眞人の複雑な心情が伺えました。

確かに、子供には難しい内容が多くあると思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

ジブリの映画『君たちはどう生きるか』の内容について紹介しました。

難しく考えながら見るより、ファンタジーをファンタジーとして楽しみに観に行くのがいい映画だと思います。
難解なシーンもありますが、様々なシーンの躍動感は、映画館で楽しみたいですね。

8月11日のパンフレット発売日以降は、映画の内容もさらにオープンになると思いますが、是非、あまり情報のない状態で見て、驚いて、楽しんで欲しいと思う作品でした。

今回の記事からジブリの映画『君たちはどう生きるか』につ興味を持っていただけたら幸いです。